【住民の訴え】平群町長に宛てた手紙
平群の山は、住民にとって宝物なんです。
広葉樹がいっぱいある自然林が残されています。これがすごいことなんです。日本各地の山々は、杉やヒノキが多数を占めています。これら針葉樹は根が浅く、保水力に欠けます。
森には機能があります。平群の山々は広葉樹が多く、保水性にすぐれ、真砂土質であるこの山に今まで土砂災害がなかったのはこの広葉樹林のおかげです。美しい上に命を守っている、すばらしい山です。
また、景観としても素晴らしい。他県からもハイカーや画家さんが来られています。「何度も来てるよ」と友人ハイカーが言います。
さらに、ノウサギ、イノシシ、昆虫、ホタル、たくさんの鳥達が住んでいます。渡り鳥たちの通り道でもあります。たくさんの生き物が住んでいてこその山なんです。そして、人間も山あってこそ生きていられるのです。
どうしてこんな素敵な山を壊すメガソーラー開発を許すのですか?子や孫たちに残そうと思いませんか?
町長さんが、住民の先頭に立って平群の山を守ってください。
「山を守ろう」という立場にたてば、住民たちは、様々な知恵を出し合い、融資もつのり、たとえば協同組合を作り、山を活かすための取り組みがプラスの方向へと進むでしょう。
工事が始まってしまったら、たくさんの木を伐ってしまったら取り返しがつきません。平群の歴史に汚点が残ります。
もうひとつ、大切な事をお願いします。
送電線(自営線)工事ルートから、通学路を除外してください。北小学校、北幼稚園の真横を通すのをやめてください。命に関わる問題です。
子どもたち、住民の命を最優先に考えた時(町行政はこの事を忘れていないと信じております)この工事は、危険きわまりないものです。通学路の中でも、一番危ない所です。
前もって手立てをしていれば防げた悲しい事故が日本各地で起きています。犠牲者が出てからでは(そんな事はあってはならない!)おそいです。
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