平群町メガソーラー計画ってなに?

場所は?

計画地は奈良県生駒郡平群町櫟原地区にあります。

地質は「まさ土」。近隣に住む方のお話だと、立派なゴボウが栽培できるほど土はフカフカで柔らかく、雨には決して強い土壌ではない。豪雨があれば簡単に土砂災害が起きることが予想できてしまう土地です。

驚くことに、6万5000枚ものソーラーパネルを削った土の上に並べるだけ、というとても安価で粗末な方法で設置されます。

町民にメリットはあるか?

町民にはメリットは一切ありません。


場所と規模を見ると、土砂災害に土地とはとうてい思えない。

この地区だけでなく、下流に住む住民すべての土砂災害の危険度が跳ね上がる。

濁水や水源の変化で、水が影響を受ける。下流にあるのは、“ちはやふる”竜田川。

48ヘクタールの土地に住むどれほどの動物が住んでいるか。

イノシシやアライグマが住処を失うと、さらに大量に民家へ降りて来る。獣害が加速するが平群町には対策資金がない。


事業者の実情を見ると、信頼性に著しく欠ける事業者であることがわかる。

外資企業に買い取られた土地は、海外の名義になり、広大な土地が事業後にどう使われるのかもわからない

不安な発電所と高圧電線の近隣に住んでいるからといって、町民にお金の優遇はない

それだけでなく、家族から受け継いだり購入して住んでいる我々の土地の地価が暴落する。


電気代は安くならない、停電のときにも電気は分けてもらえない。

平群町が財政破綻から救われるほどの収入を得られることも、ない。


町民にはメリットは一切ありません。

大きさは?

ディズニーランドとほぼ同じ広さの48ヘクタール、甲子園球場約12個分。広大なのメガソーラー発電所が建設される予定です。

工事期間は3年以上。野菊の里斎場横を通り、一日中ダンプカーが往復します。

緑が丘と椣原地区では、地盤の変化で住宅が傾く、排ガスで外壁が煤ける、連日の騒音で疲弊する、排ガスで体調を崩す、通学時間中にダンプカーが通り子どもとの交通事故…多くの懸念があります。


発電所から梨本地区の平群変電所まで、約3kmの高圧送電線が埋設されます。

工事中は生活道路が車両封鎖される可能性のある家が多数あり、救急車や消防車が家まで来られない可能性があります。ハザードマップで示される避難場所の経路さえ遮られています。助けを呼べない、逃げられない。平群町は責任を負いません。


高圧電線とはがんや白血病との因果関係が統計で国際的に示されています。体質によっては病気につながってしまう可能性もあり、不安を感じる人もいます。それが3kmにわたる町道、住宅地、小学校、幼稚園、通学路に埋設されます。特に子どもへの影響が不安視されているものであり、規制のある他の先進国では住宅やこどもの施設の横に高圧電線を通すことは許されません。


こんなに狭い町道に埋めないで|平群のメガソーラーを考える会


すべては私企業が利益を得るためであり、町民にメリットは一切ありません。

誰のための計画か?

投資商品としてのメガソーラー事業に主に中国、韓国、アメリカから多数の企業が飛びついています。

国が再生可能エネルギーを推し進めるため発電事業者を増やそうと、FIT制度というものを作りました。2040年まで発電した電気を高く買取るというもので、電気事業者にはたいへん利益の出やすい制度です。

しかしFIT制度のために電気はかなり高値で取引されていて、この電気を買うためのお金は「再エネ賦課金」という名前で私達の電気料金に上乗せされており、すでに生活を圧迫しているのが現実です。


なっとく!再生可能エネルギー|経済産業省 資源エネルギー庁


さらに、このFIT制度があるうちに日本の電力で利益を得ようと参入してきた外資企業へ、日本全国の土地が切り売りされています。FIT制度が終了した2040年のその後、これらの土地はどうなるでしょうか。


今回の投資主はアメリカの投資会社、エヴァー・ストリーム・エナジー・キャピタルマネジメント(職務執行者:笹生 拓郎)です。この会社が利益を得るためだけの計画です。

不安な発電所や送電線の近くに住んでいるからといって、我々にはメリットは一切ありません。保障もされません。


上海電力など外資メガソーラーが日本に続々参入する背景…高値買い取り価格おいしい商売、景観・自然破壊の懸念で地元トラブルも|産経WEST

事業者は誰か?

協栄ソーラーステーション合同会社。

これが、現在平群町と協定を結んでいる会社です。

これだけの大きな事業を行おうとしているにも関わらず、自治会説明会では社員数2名と発表。資本金はたったの10万円です。事業者にとっては倒産も簡単です。


倒産原因、第3位!「資本金が少ないから会社が破綻」のなぜ?


また、当初は日本最大手の建設会社のひとつが計画のとりまとめを行う予定でしたが、事業の詳細を知り撤退しました。やはり、その大手建設会社としても、信頼関係を結ぶに足りない相手だと判断したのです。


いったい、だれが何のために48ヘクタールのメガソーラー開発を行うのか?報告会資料|平群のメガソーラーを考えるかい


こちらのブログからも情報をいただいています。